親方
長いクロス屋人生で辿り着いた「良い腰袋」の選び方を紹介します。
クロス屋さんの腰袋も時代とともにカラフルでおしゃれなものが増えてきました。
腰袋も今では、私が弟子だった30年前とは比べ物にならないほどの種類が販売されています。
とはいえ、どれだけお洒落で格好良くても「作業性」や「見た目」に問題があるようでは本末転倒だと思いませんか?
ということで、私自身の長年のキャリアから「本当に良い腰袋の条件」をお伝えしたいと思います。
クロス屋の腰袋に必要な条件とは
結論から言うと、あなたが腰袋に迷っているなら「本革の腰袋」をおすすめします。
その理由をどうぞご覧ください。
ところで、唐突ですが、クロス屋の腰袋に必要な条件って何でしょうか?
例えば…
- 収納スペースが多い
- 丈夫で長持ちする
この辺りも譲れない条件ですが、私が外せない絶対条件は「見た目が綺麗」という点にあります。
たまに現場で見かけるのですが、糊やコーキングで汚れた、いかにもゴミ箱から拾ってきたような腰袋を付けて作業するクロス屋さん。
ハッキリ言って綺麗な仕事をするイメージが湧きません。
このイメージは、お客さんも必ず抱いていると思います。
つまり、腰袋一つで「第一印象で損している」と言えるのではないでしょうか?
とはいえ、仕事をする以上、腰袋は必ず汚れてしまうものですよね…
前置きが少し長くなってしまいましたが、要するに「汚れにくい本革の腰袋」が最強だという持論です。
本革の腰袋は汚れない?
逆説的な言い方になりますが、本革の腰袋だとしても汚れてしまいます…が…
ナイロン製の腰袋のようにコーキングが繊維に浸透することはありません。
つまり、汚れても掃除すればOK
しかも、掃除するたびに革の風合いが良い感じに変化していきますので、経年と共に格好良くなっていくんです。
最近、腰袋の掃除をしていないので、やや汚れていますが…7年以上使い込んでこの状態ならまあまあなのではないでしょうか?
ただ、画像を見て分かるようにナイロン部分は汚れが目立ちます。
ここについては、腰袋の構造上ある意味仕方ないのであきらめていますが、全体的に見ると満足できると感じています。
参考:楽天「KYOKUTO 本革腰袋」
クロス屋の腰袋におすすめのKYOKUTO本革腰袋
先程、汚い腰袋は第一印象で損しているという話をしましたが、これは紛れもない事実です。
なぜなら、クロス工事は仕上げの作業です。
なので「ジョイントの開き」や「枠まわりの切り口」、「浮き」などがテーマですし、下地を誤魔化すパテのテクニックも必須です。
結局、最終仕上げである以上、視線が集中する事は避けられませんよね。
それは仕事が始まる前の段階からはじまっています。
つまり、「几帳面な人が施行するのか?」「だらしない人が施行するのか?」…
または、「清潔な人が施行するのか?」「汚い人が施行するのか?」…
この辺りは意識しなくとも、知らず知らずのうちにお客さんにイメージ付けてしまうものです。
清潔で几帳面な人が施行すれば、チェックも甘くなりますが、不潔でだらしなさそうな人が施行すれば粗さがしに躍起になるでしょう。
なので、腰袋にかかわらず「綺麗」を意識すると色んな意味で得します。…という年長者の意見です…。
ところで、今回紹介した「KYOKUTO本革腰袋」のポイントを紹介します。
KYOKUTO本革腰袋のおすすめポイント
- 丈夫で頑丈、滅多なことでは壊れない
- めちゃくちゃ長持ちし、使うほどに味が出る
- 汚れても拭き取りが簡単(浸透しない)
- ポケットが多く収納が捗る
- 熟練の職人に見える(笑)
最後は冗談ですが、私の個人的な感想として、クロス屋を長くやれば最終的には「本革」の腰袋に行き着くのではと思っています。
という事で、クロス屋におすすめの腰袋を紹介しました。
ちなみに「KYOKUTO本革腰袋」は楽天が安く買えますのでリンクしておきます。
という事でこの記事は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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