親方
寒い季節になると、手がボロボロで痛く、とても仕事にならないって事ありませんか?
多くの人は手が荒れる事なんかないかも知れませんが、ごく稀に酷い状態の手をしたクロス屋さんを見かけます。
手が痛いまんまクロスを貼ってたらクレームになりかねません…
- 糊の拭き残しが目立つ
- スポンジを洗う回数が激減する
- いたくて力が入らないので切り付けが雑
このように至る所がおろそかになりがちです。
とはいえ、食っていくには手が痛くともクロスを張らなきゃいけませんので、手の傷みを我慢しながら施工しているという方もいるのではないでしょうか。
ということで、この記事では「手の傷み」を抱えたクロス屋さんに原因と対策をお話ししたいと思います。
クロス職人の手が荒れる原因
クロス職人の仕事は常に水を使う「水商売」ですので、乾燥する冬場になると手が荒れるという人も多いですよね。
このような「皮膚の乾燥」は水を使おうが、お湯を使おうが殆ど大差は無く、いずれにしても手が荒れてしまいます。
むしろ、お湯を使う方が手の乾燥を促進します。
つまり、水の温度は関係ありません。
結論ですが、乾燥で手が荒れてしまう根本的な要因は「皮脂膜の剥がれ」によるものです。
分かりやすく言うと、皮脂膜が剥がれてしまい保湿が上手く出来ないという事が手荒れの原因となります。
原因が分かれば、対策方法は見えてきます。
ということで、対策を挙げていきます。
手荒れの酷いクロス職人の対策方法
それでは、早速、手荒れの対策を紹介していきます。
保湿クリームをこまめに使う
乾燥が原因で手が荒れてしまうなら、「保湿クリーム」をこまめに使うのが非常に効果的です。
理論は簡単ですよね、「保湿クリームで皮脂膜の剥がれを防ぐ」という単純な構造です。
とはいえ、保湿クリームなら何でもいいわけではありません。
なぜなら、保湿クリームでクロスを汚してしまう恐れがあるからです。
なので、最低でも「無着色」「無香料」「ベタベタしない」保湿クリームが最低条件です。
もし、保湿クリームを自分で見つけられないという方は「スキンプロテクトクリーム」を試してください。
手荒れの酷いクロス職人にうってつけの保湿クリームです。
ゴム手袋で手荒れを予防
いくら高性能なハンドクリームを使っても、クロスに直接触れてしまうと外的刺激により手荒れは完治しない可能性があります。
なので、「水」や「糊」に直接触れないよう手袋を付けて作業しましょう。
と言っても、クロスの施工は絶妙な手先の間隔が要求される仕事です。
要するに、手袋を付けることで、作業効率が悪くなる可能性も考えられます。
手袋に慣れるまで時間はかかるかも知れませんが、できるだけ薄い素材の手袋を選んで作業に慣れてください。
クロス糊を変える
クロス糊の成分は
- でんぷん粉
- 酢酸ビニル樹脂エマルジョン
この2つが主成分ですが、この中で手荒れに関係するのは「酢酸ビニル樹脂エマルジョン」という成分です。
理由はと言うと「酢酸ビニル樹脂エマルジョン」は酸性が強く、肌が弱い人には刺激が強すぎるかも知れません。
私の勝手な思い込みでは、「糊に入っているボンド」が原因ではないかと考えていましたが、ボンドが全く入っていない糊でも手荒れは防げません。
そこで、調べた結果「酢酸ビニル樹脂エマルジョン」に行きついたという訳です。
もし、手荒れが酷いなら糊の成分に注意してください。
それでは、手荒れの対策をまとめてみます。
手荒れの対策:まとめ
繰り返しになりますが、手荒れの対策をまとめます。
- ハンドクリームをこまめに使う
- 薄い手袋を付けて作業する
- 糊の成分をチェックする
この3つが手荒れの対策ですが、どれか1つではなく、全て実行することで手荒れ(あかぎれやひび割れ)を防げますので是非実行してください。
最後までご覧いただきありがとうございます。。
この記事は以上です。
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