親方
クロス職人ですが結構休んでいます
この記事では「クロス職人の休日」について紹介したいと思います。
私の周りには沢山のクロス職人仲間がいますので、実際のところどのように休みを取っているのかクロス屋の生態をお伝えします。
ちなみに、私が若かったバブルの頃は休日返上で働いていましたが、今ではとてもそんな元気はありません。
という事で早速見ていきましょう。
クロス職人の休みは体制で異なる
クロス職人と言っても、仕事を請ける体制によって休みは異なります。
体制とは次のようなことを指します。
- 個人事業主(一人親方)のクロス職人
- 会社員(雇われ)のクロス職人
大きく分けるとこの2つに分類できますが、個人事業主(一人親方)は説明が長くなりますので、初めに会社員のクロス職人について説明します。
会社員のクロス職人の休み
クロス職人は修業期間を終えると「独立」して個人事業主となり、自ら仕事を請け負うという道もありますが、「安定を重視する」という方は内装工事店などに就職し、会社員としてクロス職人をすることも多々あります。
このような会社員の場合だと労働基準法がありますので、決まった労働時間を守らなければなりません。
要するに、会社組織のクロス職人は世間一般の会社員と同じだけの休日を取れるという事になります。
一方、個人事業主(一人親方)の場合では労働時間を自由に決めることが出来ます。
次ではそんな「個人事業主のクロス職人の休み」について深堀したいと思います。
個人事業主のクロス職人では休みってどんな感じ?
個人事業主として営業しているクロス職人の休みを説明する前にザックリ言うと、「大方の一人親方が現場次第で休みを決めている」と言えるのではないでしょうか。
要するに、土・日・祝日でも仕事があれば休まずに働いているという事です。
では、なぜ休日にもかかわらず仕事をするのでしょうか?
理由はこんなところです。
- 休日しか作業できない案件がある
- いつ休みになるか分からないので働けるときに働いておきたい
- 別に休まなくても問題ない
とはいえ、大抵のクロス職人が「日曜日」を休日にしていますし、ゴールデンウィークや、お盆、正月といった長期の休暇も取っています。
「え?週休1日なの?」
このように感じた方に、正直なところをお話しすれば・・・
私の周りのクロス職人では「週休1日」だというクロス屋さんが大半です。
個人のクロス職人は仕事が無ければ平日も休みになる
前章では「個人事業主のクロス職人は週休1日」だという話をしましたが、クロス職人に限らず、一人親方の建設職人は平日でも仕事が無いという事も考えられます。
特に決まった取引先を持たない職人さんは「仕事が切れた」なんて事態になり、何日も仕事を休んでしまうことも良くある話だと思います。
そうなると、土曜日や祝祭日に休んでる余裕は正直言ってありません。
個人事業主のクロス職人は「自分の労働が収入のすべて」ですので、休むという事自体が「所得」に直結します。
ですので週休1日だとしても充分なのです。
下手すると1か月の半分が休みなんて事態もあり得ますので・・・
一人親方の弟子は休めるの?
ここまで、一人前のクロス職人の休日について紹介しましたが、「弟子(見習い)の休みはどうなるの?」という方もいるかも知れません。
ですので、クロス職人の弟子についても回答したいと思います。
クロス職人だと、「弟子の休みは親方次第」という状況が圧倒的に多いのではないでしょうか。
というのも、親方自体も弟子時代は親方任せという現実があったからです。
とはいえ、「休みたい」という弟子に仕事を無理強いすることはできませんし、今の時代ナンセンスとしか言いようがありませんので「休みが欲しい」という見習いの方は自分の親方に相談するとをお勧めします。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事は「クロス職人の休み」について私の経験をお話ししました。
最後にまとめると次のようになります。
- 会社員のクロス職人は労働基準法の定める労働時間を守る
- 個人事業主(一人親方)の休みは日曜日
- クロス職人弟子の休みは親方次第だが休みたいなら相談するべき
こんな感じになります。
という事でこの記事は以上です。