親方
クロス職人の皆さん作業着どうしてますか?
クロス職人の作業着について私の主観をお伝えしたいと思います。
ちなみに、私が弟子だった数十年前は、クロス屋の作業着と言えば「ジーパンにTシャツ」というラフな作業着でも問題ありませんでしたし、多くのクロス職人が「ジーパン」で作業してました。
と言っても、時代は変わりました・・・
今の時代に合ったクロス屋の作業着の結論を言うとポイントは1つだと思っています。
- お客さんに見られた時の印象は良いか?
この部分がOKなら、どんな作業着を着ても問題ありません。
ということで、詳しく解説したいと思います。
クロス屋の作業着は汚れやすい
前提として頭に入れておきたいことがあります。
それは「クロス屋の服は汚れやすい」ということです。
理由はいくつかあります。
- パテの研磨で作業着に粉が付いてしまう
- 作業着にクロスの糊が付いてしまう
- 作業着にコーキングが付いてしまう
パテの粉は洗濯すれば落ちますが、ボンド(プラゾール)やコーキングは洗濯しても汚れはなかなか落ちません。
というか、コーキングは洗濯したくらいでは、ほぼ落ちません。
なので、洗濯したばかりの作業着でも一般の人が見たら「汚い服」という印象を持たれてしまいます。
汚い服装は自分の評判を下げている
作業着は「作業するための服」ですので、「汚れるのは仕方ない」という方も多いでしょう。
ただ、「見た目」は非常に大切だという事実を忘れてはいけません。
実際に、「仕事が上手い」と言われるベテランの職人さんほど綺麗な作業着を着ている確率は高いですし、作業着を汚さない事に拘っている方も多いです。
ぶっちゃけると、「作業着が汚い」というクロス職人は「仕事が下手」という烙印を押されてる可能性さえありますし、実際に耳にしますので注意が必要です。
クロス屋は作業着を使い分けるべき
ここから結論を書いていきますが、「作業着は使い分けるべき」だと思います。
要するに、人前で作業するなら綺麗な作業着を選び、誰にも会わないなら汚れた作業着でもOKという着こなしです。
ひとえにクロス屋さんと言っても
- 大手ゼネコンの仕事
- ハウスメーカーの仕事
- 工務店の仕事
- リフォーム会社の仕事
- 不動産・大家さんの仕事
このように、いろんなジャンルの仕事があります。
例えば、大手ゼネコンでは「ヘルメット着用」「長袖シャツ必須」など服装についての規定がある現場もありますし、新築アパートのクロス工事では、人に合う事も少ないので自由度の高い服装でも問題ないという場合もあります。
逆に、「住みながらのリフォーム」で毎日お客さんと顔を合わせるような案件では、汚い作業着は敬遠されますので出来るだけ綺麗な作業着が好感度を上げます。
繰り返しですが、このように「TPO(時と所と場合に応じて服装などを選ぶこと)」を考えつつ作業着を選ぶことが正解ではないでしょうか。
クロス屋におすすめの作業着
それでは、クロス屋さんにおすすめの作業着ってどんな作業着でしょうか?
- 作業性が良い
- 丈夫で長持ちする
- ちょっとお洒落
私はこの3つが大きなポイントだと思っています。
ひとつずつ解説します
作業性が良い
クロス屋の仕事は見た目以上にハードです。
脚立の上り下りや、しゃがんでの作業も頻繁なので作業着には「柔軟性」が求められますよね。
カチカチの作業着では作業スピードも落ちますし、息苦しささえ感じます。
特に、私みたいな中年になると腹も出てきますので「伸縮性」のあるストレッチ素材が最強です。
丈夫で長持ちする
言うまでもありませんが、すぐに破れてしまうような安い作業着では意味がありません。
何故なら、破れた作業着は「汚れた作業着」以上に見苦しく誰が見ても貧相です。
つまり、少しくらい高くても丈夫な作業着を買う方がコスパが良いのです。
逆説的ですが、高価な作業着って勿体ないから大切にします。
要するに、安くてすぐに買える作業着に比べると汚さないように努力するんです。
ちょっとお洒落
「お洒落」という感覚は人によって違いますので正解はありませんが、私が弟子の頃に言われていた言葉をお伝えします。
「クロス屋は綺麗でお洒落な服で作業しろ」
親方曰く、「クロス屋は仕上げの仕事なんだから、お洒落な方が良いだろ?」と謎の理論を教わりました。
いま考えると、「お洒落な職人さんの方が信頼できる」ということでしょうか?
いまでも謎ですが、とにかくクロス屋はちょっとお洒落な方が評判が良いようです。
ちなみに、通販で作業着を探すのも楽しいので「作業着どうしようかな?」と考えているクロス屋さんはぜひ探して見てください。
良さげでお洒落な作業着が沢山あるので驚くと思います。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事では「クロス屋の作業着」について私の主観をお伝えしました。
結論ですが、クロス屋の作業服は汚れやすいですし、汚れた作業着はお客さんの印象を悪くします。
作業着を気にしないクロス屋さんも多いですが、細かい所にまで拘る職人は伸びますので、ぜひ作業着に拘ってください。
という事でこの記事は以上です。
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