親方
この記事は、クロス職人をするなら「自分の価値を上げましょう」と言った内容です。
興味がある方はどうぞご覧ください。
クロスの工事では「明らかに稼げない現場」はありますが、そんな現場にはチャンスがあることを知ってますか?
作業量が伸びる現場ばかりに入る「恵まれた職人さん」もいますが、努力なしでそのポジションを掴んだ訳ではありません。
ということで、この記事では
- 稼げない現場の特徴
- 面倒な現場でも儲かる方法
- 腕の良い職人とは
このような内容を書いていきます。
最後まで読むことで「自分の価値を上げる方法」「一目置かれて稼ぐ職人になる方法」が分かると思います。
稼げない現場の特徴
それでは、どんな現場が稼げないのか挙げてみようと思います。
- 人住みで「荷物や家具」の移動が多く足の踏み場もない
- 材料が薄くシビアなのに下地が悪い
- 突貫工事で他業種と同時進行
- 貼り分けが多く手間がかかる
こんな感じですよね。
ちょっと詳しくひとつずつ見ていきます。
①:荷物や家具の移動が多く足の踏み場もない
人が住んでいる状態での仕事はハッキリ言って進みません。
それにくわえ、作業を見られていると気が散ったり窮屈感があります。
儲かるというか、やりたくない人が多いのではないでしょうか。
②:材料が薄くシビアなのに下地が悪い
私の場合、材料が薄いだけでテンションが下がってました。
まして下地が悪いとかだと時間がかかるので、儲かるとは思えません。
③:突貫工事で他業種と同時進行
大工さんや電気屋さんが邪魔だと思った現場はありませんか?
工期がなく、同時進行だと「パテしたり」「貼ったり」二度手間になり儲かりません。
④:貼り分けが多く手間がかかる
アクセントクロスなどが多く、糊付けするのも材料を変えるだけで面倒だったりします。
このように初見で面倒だと感じる現場は、だいたい稼げませんよね。
逆に言えば、パッと見で稼げそうにないから面倒な現場になるのです。
それでは、稼げそうにない面倒な現場の対処方法はないのでしょうか?
面倒な現場で稼げる方法はあるのか?
ここからは、面倒な現場でも稼ぐための対処方法を紹介します。
結論から書くと…
「乗り込み(現場初日)の時点で面倒な仕事だと分かったときは必ず交渉をしてください」
もし、乗り込み以前に現調しているのなら「現調の時点で交渉」が必要です。
つまり、面倒な案件は交渉によって単価を変えるということです。
どのように面倒なのかは、ケースによって違うでしょうが、大事なのはあなたが何も言わずに面倒な現場を受けてしまわない事です。
稼げない現場だとしても、職人として1日作業するのであれば「最低限の日当」は保証されるべきです。
何も言わない職人さんは、いいように利用されますので、クロス職人として個人事業を営んでいるならば自分を安売りせず、報酬については必ず交渉してください。
最低の日当が保証された状態で仕事をすれば、仕上がりも綺麗なはずです。
交渉もせず、日当を出そうとバタバタ作業すると手直しやクレームにつながります。
初見で伸びないと分かる現場では単価交渉や日当交渉をすることで、あなたの価値を上げ「稼げる現場」に変えることが出来ます。
腕の良いクロス職人とは
話は少しそれますが「腕の良いクロス職人」とはどういう職人さんなのでしょうか。
一般の人とプロでは感覚が違います。
※一般の人が考える「腕の良いクロス屋さん」については別記事を参考にしてください。
プロから見た「腕の良い職人」は、どんな現場でも自分のベストを尽くす職人さんです。
「腕の良い職人」「下手な職人」と耳にしますが、言い方を変えれば「丁寧なのか」ということです。
一切手抜きせず、細かいところまで丁寧に仕上げる事で「腕の良い職人」と評価されます。
この「腕の良い職人」という評判を手に入れれば、次から次へと稼げる現場を依頼されるようになります。
稼げない現場では「単価交渉や日当の交渉」をすることで、作業に集中できますので、儲かるためではなく自分の価値を上げるために交渉してください。
ちなみに「元請け」は交渉してくる職人さんを悪くは思いません。
むしろ、安心して任せられると感じます。
「腕の良いクロス職人」とは、どんな現場でも自分のペースを貫き「どんな条件でも手抜きをしない」丁寧な仕事をする職人だと理解してください。
まとめ
クロス職人として安定した収入を得るには「腕の良いクロス職人」として認めてもらうことが近道です。
ですので、人が嫌がる面倒な現場で交渉し、綺麗に仕上げる事で自分の価値を上げることが大きなチャンスかもしれません。
という事でこの記事は以上です。
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