親方
手間請けばかりで儲からないというクロス屋さんにお話しします。
クロス職人に関わらずですが、下請けで大きな利益を出すのは無理ゲーですよね…
答えは単純です。
- 業界ではある程度の単価が決まってるから
- 価格が高いと仕事が貰えないから
- 自分以外にも利益を乗せる会社(元請け)があるから
大体こんなところです。
でも、それは…
「直接仕事を請ける元請けでも同じじゃないの?」
こんな風に思ってませんか?
もちろん、べらぼうに高い価格では元請けだろうが仕事が決まりません。
とはいえ、ギリギリの範囲で上手く見積もりを提出すれば「下請け」よりも遥かに楽して利益が出ます。
ということで、この記事では実際の案件を紹介しながら「元請けの予算」を公開したいと思います。
店舗の雨漏り補修工事
今回紹介する案件は、カジュアルな服を取り扱う洋服店「M」さんの雨漏り補修の内装工事です。
補修内容は…
- クロス2.5㎡の貼替
- フロアタイル4㎡の貼替
- プラスターボードの部分補修
と言った感じです。
パッと見で、2~3時間もあれば完成する簡単な補修工事ですよね。
実際には4時間かかりましたが…(笑)
興味ないかもですが、作業した証拠を確保するため工事中の画像を貼り付けます。
内装工事の流れ「下地」
まずは、プラスターボードを部分補修しフロアタイルを剥がします。
作業しているのは、今はもう独立してますが私の2番弟子です。
今回は2番弟子の「S」君に工事を依頼しました。
次はパテをして掃除機をかけます。
雨漏りなので、フロアタイルは秒で剥がすことが出来ました。
下地づくりはめちゃくちゃ楽ですね。
内装工事の流れ「施工」
下地が良い感じなので、早速クロスを貼ってしまいます。
ジョイントが入らないよう「横張り」したので5分ほどで完成。
次はフロアタイルです。
同じ色が無かったので、若干の違和感がありますが「椅子」で隠れるのでOK。
内装工事の流れ「完成」
あっと言う間に完成です。
全然問題もなく、綺麗に仕上がりました。
時間がかかった理由はというと…
- 椅子の取り外しに手間取った
- フラットバーが欲しいと言い出した(オーナー)
- 椅子の取り付けに手間取った
工事中に「フラットバー」を買いに行ったり、昼飯を食べたりしたので予定より時間がかかってしまいました。
ちなみにオーナーは大変喜んでくれました。
で、どのくらいの利益が出たの?
それでは、今回の利益を包み隠さず公開します。
利益:40,000円
私がしたことは、写真撮影と簡単な掃除です。あと、フラットバーの買い出しも。
これで40,000円の利益なら、楽で美味しい案件ではないでしょうか。
ちなみにですが、この工事の見積もり価格は「75,400円」でした。
親方
- 「S」君への支払い→25,000円
- 「材料費」→8,800円
- 「廃材処分費」→1,000円
「めちゃくちゃ儲かった」という訳ではありませんが、元請けの旨みは理解していただけたのではないでしょうか。
ちなみに手間請けだとしたら、このくらいの内容であれば「25,000円」以上では決まらない可能性があります。
なので、手間賃だけならMAXでも30,000円あたりではないでしょうか。
もっと言うと、今回はブログ用の写真を撮るために私も工事に同行しましたが、普段なら顔は出しません。
つまり、現調と見積書の作成のみで「40,000円」稼いだということになりますよね。
これが「元請け」の実態です。
下請けクロス職人では稼げない?
冒頭の繰り返しですが下請けメインで「儲け」を出すのは、かなり厳しい状況です。
理由の一つは内装工事が普及しすぎて、職人が増えすぎた点も考えられます。
市場が成長すると「生き残りのための価格競争」は避けられませんので当然と言えば当然かもですが…
多分、施工できる技術者が不足している「材料」や「環境」があれば稼げると思いますが「元請け」にシフトしないと楽して稼ぐことは永遠にありません。
元請けにシフトするなら
元請けにシフトする方法は別の記事でも紹介しています。
親方
この他にも色々な記事がありますが、私の主張は一貫して「元請けをしましょう」という事に集約します。
なぜならば、私の記事を読んでくださる読者の方に楽して稼いで欲しいからです。
とはいえ、何も「飛び込みの営業をしましょう」という訳ではなく「ネットをうまく利用しましょう」ということです。
情報社会で生き残るには、正しい情報を先回りでキャッチする必要がありますよね。
なので…
このサイトに加盟することをおすすめしています。
元請けの仕事が貰える職人アシストの特徴
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※加盟者が増えつつあるので急いで加盟した方が良いですね。
職人が登録できるサイトは沢山ありますが「職人アシスト」ほど好条件なサイトはほとんどありません。
下請けを卒業して、元請けにシフトしたいというクロス屋さんには本当におすすめです。
まとめ
この記事では、元請けの利益について私の実例を紹介しました。
たしかに「下請け・手間請け」で稼ぐ方法もありますが、元請けにシフトした方が圧倒的に楽で簡単に稼げます。
「これからの未来を真剣に考えたい」
と言う方はこの記事を読んだ機会にどうぞシフトしてください。
ということで、この記事は以上です。
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