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【未来】クロス屋って将来性はあるの?クロス職人が生き残るための模索

ロボットのクロス職人

親方

この道30年クロス職人の親方です

クロス屋の仕事は永久に不滅なのでしょうか?・・・。

身近なクロス職人によく質問されることがあります。

「クロス屋ってずーっと仕事ありますか?」

はっきり言えば、「こっちが聞きたい」という感じですが、この質問に対する一つの答えを先日ツイートしました。

よく「クロス専門」と「床も貼れる」職人さんを比べますが、私の案件を依頼するときには「床も貼れる」という職人さんが重宝します。

 

どちらがいいか?

 

といえば、何でもできる職人さんが最強だと思います。
複数人数に依頼するのは面倒ですので・・・

このツイートの真意は「クロス」だけに拘らず・・・

  • 床(クッションフロアー・フロアータイル・長尺シートなど)
  • 塩ビシート(リアテック・ダイノック・ベルビアンなど)
  • カーテン・ブラインド・ロールスクリーンなど

このような内装工事も出来れば仕事が切れないという思いでした。

つまり、「多能工の内装職人になる」ことが将来的にも職人として生きられる道だと思います。

ただ、何でもできる多能工なら、「これから数十年後も大丈夫か?」と言えば難しいかも知れません。

この辺りについて記事にしたいと思います。

クロスを貼る仕事はいつまで続くのか?

建築にとって壁紙(クロス)は見た目の仕上がりが良い上にコストも安く、無くてはならない建材ですが・・・

今ほどクロスが普及する前には

  • 左官仕上げ
  • 塗装仕上げ
  • 大工仕上げ

このような業種の仕上げ材も普及していました。

とはいえ、クロスに比べると費用が高いので建築コストが上がってしまいます。

お金持ちは別として、一般的にはできるだけ安い方が好まれますので、クロス以外の仕上げ材が消えていったのは価格競争に敗れた結果だとも言えます。

ちなみに、私が若い頃は和室と言えば左官屋さんが仕上げていましたが、今では和室もクロスが主流で・・・内装全部がクロス仕上げなんて新築物件は珍しくありません。

しかし、仕事が増えたクロス屋さんも喜んでばかりはいられません。

クロスよりコスパが良い建材が現れたら終了

今のところ「クロスより安く、見た目も申し分ない」と言った建材は普及してないので見かけませんが「未来永劫」出てこない訳ではないでしょう。

つまり、クロスより安くて見た目も良い建材が出たらクロス屋は終了ということになりそうです。

事実、壁紙(クロス)の普及により、左官屋さんや塗装屋さんは室内の仕上げから追い出されました。

とはいえ、左官屋さんや塗装屋さんが消滅したわけではありませんし、室内以外の仕事も十分にあります。

ただ、クロスしか貼れないクロス屋はそういう訳にはいきません。

クロスに取って代わる建材が出たら、クロス専門のクロス屋さんは仕事を失います。

勿論、クロスと言う建材が突然全部なくなる訳ではないでしょうが、仕事量は見る見る減って食っていけないクロス屋の数も増えることが推測できます。

では、クロス屋さんは「どうやって生き残ればいいのか?」という話ですが、前にも書いた通りクロスだけではなく、床や塩ビ系のシートと言った内装材を貼ることで活路が見出せそうです。

人工知能(AⅠ)はクロスを貼れるのか?

ここ最近「人工知能の発達によって仕事がなくなる」という話を良く耳にします。

具体的には以下の仕事が人工知能(AⅠ)に奪われるとの推測も出ています。

AIで奪われる仕事

  • IC生産オペレーター、
  • 一般事務員、
  • 鋳物工、
  • 医療事務員、
  • 受付係、
  • AV・通信機器組立・修理工、
  • 駅務員、
  • NC研削盤工、
  • NC旋盤工、
  • 会計監査係員、
  • 加工紙製造工、
  • 貸付係事務員、
  • 学校事務員、
  • カメラ組立工、
  • 機械木工、
  • 寄宿舎・寮・マンション管理人、
  • CADオペレーター 、
  • 給食調理人、
  • 教育・研修事務員、
  • 行政事務員(国)、
  • 行政事務員(県市町村)、
  • 銀行窓口係、
  • 金属加工・金属製品検査工、
  • 金属研磨工、
  • 金属材料製造検査工、
  • 金属熱処理工、
  • 金属プレス工、
  • クリーニング取次店員、
  • 計器組立工、
  • 警備員、
  • 経理事務員、
  • 検収・検品係員、
  • 検針員、
  • 建設作業員、
  • ゴム製品成形工(タイヤ成形を除く)、
  • こん包工、
  • サッシ工、
  • 産業廃棄物収集運搬作業員、
  • 紙器製造工、
  • 自動車組立工、
  • 自動車塗装工、
  • 出荷・発送係員、
  • じんかい収集作業員、
  • 人事係事務員、
  • 新聞配達員、
  • 診療情報管理士、
  • 水産ねり製品製造工、
  • スーパー店員、
  • 生産現場事務員、
  • 製パン工、
  • 製粉工、
  • 製本作業員、
  • 清涼飲料ルートセールス員、
  • 石油精製オペレーター、
  • セメント生産オペレーター、
  • 繊維製品検査工、
  • 倉庫作業員、
  • 惣菜製造工、
  • 測量士、
  • 宝くじ販売人、
  • タクシー運転者、
  • 宅配便配達員、
  • 鍛造工、
  • 駐車場管理人、
  • 通関士、
  • 通信販売受付事務員、
  • 積卸作業員、
  • データ入力係、
  • 電気通信技術者、
  • 電算写植オペレーター、
  • 電子計算機保守員(IT保守員)、
  • 電子部品製造工、
  • 電車運転士、
  • 道路パトロール隊員、
  • 日用品修理ショップ店員、
  • バイク便配達員、
  • 発電員、
  • 非破壊検査員、
  • ビル施設管理技術者、
  • ビル清掃員、
  • 物品購買事務員、
  • プラスチック製品成形工、
  • プロセス製版オペレーター、
  • ボイラーオペレーター、
  • 貿易事務員、
  • 包装作業員、
  • 保管・管理係員、
  • 保険事務員、
  • ホテル客室係、
  • マシニングセンター・オペレーター、
  • ミシン縫製工、
  • めっき工、
  • めん類製造工、
  • 郵便外務員、
  • 郵便事務員、
  • 有料道路料金収受員、
  • レジ係、
  • 列車清掃員、
  • レンタカー営業所員、
  • 路線バス運転者

引用元:『日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に~ 601 種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算 ~』/2015年12月2日/株式会社野村総合研究所/(https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf)より抜粋

ありがたいことに今のところこの中に「クロス屋」は入っていませんが、技術進歩のスピードを考えると、うかうかしていられません。

実際に、ロボットを使った業務の簡略化は着々と進んでいます。

要するに、複雑な作業が必要な職人の世界にもAⅠは進出してくると予想するべきです。

ただ、クロスを貼る以外にもマルチに内装仕上げの技術があれば生き残ることはできるかも知れません。

クロスに代わる建材が出たらチャレンジすればいい

最終的な結論ですが、クロス屋さんは起用な人が多い印象があります。

ですので、新しい建材を施工できる技術は必ず身に付くと思っています。

実際に、私はクロスしか貼らない親方の下で修業しましたが、今では床やリアテックなどの化粧シートから、カーテン、ガラスフィルムなどあらゆる内装材を施工しています。

とはいえ、覚えるまでは必死でした。

時間を見つけて床(ゆか)屋さんの手伝いに行ったり、ベルビアンを取り寄せ独学で貼ったりもしました。

さらに、エコカラットは知り合いのタイル屋さんに教わり、カーテンなどの窓周りも勉強しました。

つまり、繰り返しになりますが、新しい建材が出たとしても自分で施工するという姿勢が「仕事を奪われない最大の防御」ではないかと考えています。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

一言でまとめるのは難しいですが、できるだけ簡単にまとめるとこのようになります。

クロスだけ貼っていれば将来は見えないが、臨機応変に対応できる柔軟な姿勢を貫けば仕事がなくなることは無い。

これは何もクロス屋に限ったことではなく、性格や人間性によるところが大きいのかも知れません。

ただ、言えるのは不安を抱えるくらいなら「チャレンジした方がうまくいく」という事です。

という事でこの記事は以上です。

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