親方
クロス職人は「壁紙・クロス」を貼らないと収入になりません。
しかし、年齢を重ねるにつれてスピードが落ち、体力の限界も感じ始めます。
それによって収入も下がりますので、クロス職人のピークは30~40代ではないでしょうか。
単純にクロスを貼るのが好きなら収入が落ちても気になることはないのでしょうが、稼ぐためにクロス職人をしているのなら対策を考えておくことで将来の不安を払拭できるかもしれません。
そこでこの記事では、歳をとっても収入を落としたくないと考える「稼ぐためにクロス職人」をしている方に向けた発想方法をお伝えしようと思います。
この記事でお伝えする内容は以下の通りですので、関係ないと思う方はスルーしてください。
- クロスを貼らずに稼ぐには
- 年をとっても収入を落とさない仕組みづくり
- 考え方を変えれば稼ぎが増える
いま現在仕事がなくて困っている場合は下記の記事もどうぞ
【厳選】仕事がないクロス職人は絶対にやるべき3つのことクロス職人が貼らずに稼ぐ3つの方法
結論からいうと、クロスを貼らないと収入にならないという考えは間違いかも知れないということです。
実際に私はほとんどクロスを貼りませんが、それなりの収入は確保できています。
若いころの私は「今日はどのくらい貼った」などと勘定しながら仕事をしていましたが、クロス職人が稼ぐには「貼るしかない」という当たり前のことが不安でした。
不安を感じる理由は簡単で
- 年齢を重ねてくると若い頃のように動けない
- 動けないので収入が落ちる
こんな感じです。
なので、クロス職人がクロスを貼らずに稼ぐ方法をいつも考えていました。
それが以下の3つです。
- 元請けの仕事を探す
- 従業員・弟子を雇う
- 外注の仕組みを作る
ひとつずつ見ていきます。
①:元請けの仕事を探す
「単価」や「貼る量」を考える下請け仕事は、ご存知のようにハッキリいって儲かりません。
なので、自分の「単価」で仕事ができる「元請け」になることを考えました。
※そもそも「元請け」は儲かるの?という方は下記の記事をどうぞ
【クロス職人の問題】手間請けと元請けのどちらがいいのか?親方
実際に「元請け」の仕事をやってみて感じたのは「楽しい」ということでした。
もちろん稼げるから楽しいというのもありますが、直接お客さんと話し、打ち合わせを重ねながら仕上がるまでの工程が新鮮でした。
具体的には
- 労働の対価以外の儲けがだせる
- お客さんの喜ぶ声が生で聞ける
- クロスをそれほど貼る必要がないので疲れない
- 自分の都合で工事日程を決められる
- 儲けがでたのでゴルフをはじめた
- ゴルフを通して仕事が増えた
- 良い方向の循環にのれた
まだまだありますが、ほんとに激変しました。
これまでの「ラジオ」を聞くくらいしか楽しみのない作業とは大きな差があり「仕事をしている」という充実感があります。
しかし、元請けのしごとには
- 打合せ
- 見積り
といった作業が必要なので、圧倒的に時間が足りません。
それを補うのが従業員・弟子を雇うことです。
②:従業員・弟子を雇う
従業員(弟子)を雇うといってもすぐに使える訳ではありません。
使えるレベルまで仕事を教える必要がありますが、覚えてくれれば自分の仕事量が落ちてもカバーできます。
実際に一人で作業するよりも生産性が上がりますので、覚えてくれたら稼いでくれます。
とはいえ、弟子を取る問題点は…
- 仕事を覚えたら独立してしまう
ということにあります。
覚える前に辞めてしまうということもありますが、そこら辺はやり方次第ですので省きます。
独立の解決策もありますが、後ほど書こうと思います。
ちなみに、【クロス職人】弟子を取るタイミングや事業拡大の方法という記事もありますので気になる方はご覧ください。
【弟子】クロス職人が見習いを取るタイミングや事業拡大の方法③:外注の仕組みを作る
時間を作るためのもう一つの方法は外注です。
仕事を依頼できる下請けさんを探し、クロスの施工を発注すれば自分で貼る必要はありません。
信頼できる下請けさんがあれば「打合せ」「見積り」の時間ができます。
効率的に考えると、弟子に独立後は下請けさんになってもらえば一石二鳥です。
先ほどの答えになりますが、従業員・弟子が「独立」しても、良い関係性を築くことができていれば下請けさんになってもらえます。
とはいえ、お分かりの通り仕事量が必須です。
しかも「元請け」としての仕事量がないと「下請け」への依頼は成り立ちません。
自分でクロスの仕事を用意する
「元請け」の仕事のシフトしようと「下請け」を突然辞めたら仕事がありません。
なので、下請けの仕事しつつ「元請け」にシフトしていくのが理想です。
しかし、元請けでは「打合せ」「見積り」といった作業が必要になります。
やったことがないので不安に思う方もいるかも知れませんが、慣れてしまえば簡単だと思います。
必要なのは以下のこと
- 図面や実測などで数量を確認し、見積りを作成する
- 問題点があれば提起する
- 必要であればプランを助言する
- 工事完了後に集金する
大まかに挙げればこのくらいできれば、元請けとして困ることはありません。
面倒に思えるかもですが、クロスを貼るより楽なので自分で仕事を取りましょうという事です。
下記の記事に元請けの仕事を具体的に探す方法を書いていますので興味があればご覧ください。
【稼げるクロス屋】独立後の収入を安定させ上げるための稼ぐ方法
【稼げるクロス屋】独立後の収入を安定させ上げるための稼ぐ方法クロスを貼ることにこだわらない
クロスを貼ることにプライドを持ち、一生貼り続けたいと考えるのであれば、上記で書いたことは必要ないかもしれません。
しかし、いつまでも現役でいたいと考えれば逆に、仕事を回す側になることが答えかも知れません。
自分でもクロスを貼りつつ、外注に回すくらいの仕事量を確保できれば、自分が辞めたいと思う年齢までクロス職人として現役でいられるのはないでしょうか。
下記の記事では元請けにシフトする前に準備したいものを紹介しています。
【クロスの一人親方】これだけは準備したい元請けをするのに必要なもの
【クロスの一人親方】これだけは準備したい元請けをするのに必要なものまとめ
この記事ではクロス職人が、クロスを貼らずに稼ぐ思考法ということで記事にしました。
クロスを貼ることに飽きてしまった、マンネリ化したという方は是非チャレンジしてください。
自分で貼るよりも稼げたりしますので世界が変わります。
という事でこの記事は以上です
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